日本に生まれ、日本で育った人に身近なお茶。
あなたはお茶のことをどれくらい知っていますか?
今回はそんなお茶の謎を解明します。
緑茶/烏龍茶/紅茶って何が違うの?
私たちになじみのあるお茶を区分すると、緑茶・烏龍茶・紅茶に分けることができます。
それぞれのお茶は主に発酵具合によって分類でき、同じ茶葉でも発酵具合を変えることで
色・味・匂いまで変わります。
①緑茶
日本人に一番馴染みのあるお茶のこと。
煎茶、抹茶、玄米茶など10種類以上の製造方法があります。
タンニン・カフェイン・テアニン・β-カロテン・ビタミンC・ビタミンE・カリウムの成分が含まれており、免疫力の向上や肌の老化防止に良いとされています。
まさに天然の健康飲料なんです。
②烏龍茶
中国茶の中の青茶の一種。
発酵を途中でとめる半発酵茶と言われる分類になります。
豊かな香りが特徴で、“香りで飲め“と言われるほど。
また烏龍茶ポリフェノールというウーロン茶特有の成分があります。
食べ物の脂肪を分解・吸収する酵素の働きを抑え、脂肪の吸収を抑えます。
体型が気になる方におすすめのお茶です。
③紅茶
紳士の飲み物の代名詞となっているお茶で、産地も世界各地にある有名飲料です。
製造方法は緑茶や烏龍茶とは異なり、茶葉を完全に発酵をする発酵茶です。
紅茶には紅茶フラボノイドという特有の成分があり、活性酸素を抑制する抗酸化作用を持ちます。
また緑茶より殺菌効果が強く、のどの粘膜についたウイルスの活性を抑えたりします。
アッサム・ダージリンなどが有名ですね!
お茶の種類は分かったが、なぜお茶という同じくくりのなかで色がちがうのでしょうか?
ここからはその謎を解明します。
お茶の色が違うのはどうして?
お茶の種類によって抽出した時の色が違うのは見てわかりますが、
なぜ違うのかを考えたことはありますか?
これはお茶の製造過程における『発酵具合』によります。
そもそも茶葉は摘み取った瞬間から発酵が進み、
茶葉本来の緑色から発酵が進むにつれ色は赤色へと変化していきます。
そのため緑茶はその発酵を止めるため、摘み取り後に発酵を止める作業をします。
烏龍茶は発酵の途中で火を入れて発酵を止め、一方紅茶は完全に発酵させて製造します。
緑→茶色→赤の過程が発酵具合を示していますね。
※濃い薄いの違いは抽出温度・抽出時間によって変わります。 温度が高いほど、時間をかけるほど色は濃く抽出されます
まとめ
今回は身近なお茶を分けて説明しましたが、お茶の世界はすごく広いです。
発酵にも菌を使って製造されるものもあります。(プーアール茶等)
産地や品種・製造方法で違う味や香りが楽しめます。
みなさんもぜひお気に入りのお茶を見つけてください!!
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