緑茶って何?世の中に存在する緑茶を徹底解説

お茶~煎茶~

あなたが普段何気なく飲んでいる緑茶ですが、どんなお茶か知っていますか??

日本に存在する緑茶には茶葉の育て方、製造方法によって様々な種類があります。

そこで今回は緑茶の奥深さを知ってもらうために大きく10種類の緑茶をご紹介します。

それぞれに尖った特徴があり、飲んでみたくなること必須です。

緑茶の種類はどんなものがあるの?

玉露

ご存じ、緑茶の王様です。

日本茶の中で最も高級なものとして知られており、100gあたり2,000円以上が相場です。

とろりとした甘味・極上の香りと表現されることも多く、高級感をどっぷりと感じることができます。

主な産地としては「京都府の宇治市」や「福岡県の八女市」が有名です。

製造方法の特徴としては、新芽が2,3枚開き始めたときに膜をかけて日光を20日遮り作ります。これにより、茶葉に含まれるアミノ酸が増加し玉露特有のうま味・甘味が生まれます。また膜で覆うことで「覆い香」とよばれる香りを楽しむことができます。

玉露は緑茶の王様ということもあり、玉露専用の茶器が多くあります。

茶器については別で改めてご紹介しますので、ここでは割愛します。

抹茶

茶道文化の原点となって飲み物

お茶界の有名度ランキングNo.1間違いなしの抹茶です。

京都府宇治市が産地として有名です。

まろやかな甘味が特徴で渋みもほんどなく、深~い味わいが特徴です。

製法は手間暇がしっかりかかっていて、

蒸しあげ→乾燥→茎や葉脈を取り除く→葉脈だけになった茶葉を石臼で挽く

という工程になっています。そのため色鮮やかなものほど上質で鮮度が高いとされています。

抹茶ブレンドや抹茶パウダーなど抹茶として飲まれることが少ないのが非常に残念なところです。

日本の茶道文化の原点となったお茶をぜひ一度は堪能してください。

煎茶

THIS IS 緑茶

お茶・緑茶の日本代表=煎茶と呼ばれるくらいです。

価格帯も幅広く日常使いできる値段からちょっと贅沢なひと時を味わえる

極上煎茶まで多くのラインナップがあるのが特徴です。

うま味・渋み・苦みのバランスも良いことから、産地特有の香り・味を感じることができます。

製造方法も蒸して、揉んで、乾燥というシンプルな方法で作れており、茶葉の蒸す程度によって普通煎茶と深蒸し煎茶に分かれます。

私は煎茶をすごく推していて、特に高級煎茶がおすすめです。

コーヒーや紅茶に飽きた人や苦手な人にも楽しんでもらえるお茶になっているので是非一度高級煎茶に挑戦してみてください。

玄米茶

お茶の山口園さんより

一般家庭の味方、安くて美味しいお茶

番茶と炒った米のブレンド茶で、香ばしい風味とさわやかな味わいが特徴のお茶です。

「必ず番茶と玄米でないといけないか?」というとそうではなく、最近ではより風味を感じたいという要望も多いことから煎茶を使用する商品も増えてきました。

玄米茶は茶葉と玄米を混ぜて炒ることでできるため、自分流のブレンドが楽しめます。

ぜひ自分好みの玄米茶を探してみてはどうでしょう!

番茶

お茶の伊勢治さんより

番茶の番は2番目3番目に摘み取ったという意味です。

規格外・低級品のお茶を指しますが、他の緑茶に比べ価格も安く普段使いとしても人気があります。

若葉ではなく成長した芽を原料とするため、タンニンやカテキンが多くカフェインが少ないです。味も渋みが強いですが、あっさりとした味わいがあります。

ほうじ茶

レタスクラブさんより

やさしいお茶の代名詞

体に与える刺激が他の緑茶に比べ少ないのが特徴で、最近ではほうじ茶とコーヒーもブレンドなどの商品もある。

煎茶や番茶を焙煎して作られ、香ばしい風味やしつこさのないさっぱりとした味を楽しむことができます。京都の懐石料理では食事中に提供されるお茶としてほうじ茶が使われることが珍しくない。

芽茶

日本茶の市川園さん

煎茶や玉露を作る際に出た芽や葉の先端の細い部分を選別して製造するお茶

煎茶を作る際の副産物と言われていて手頃な価格で提供されている、しかしその味は濃厚で決して侮ることはできない。芽や葉の部分は茶のエキスが凝縮されている為、通常の煎茶と比較すると、カフェインが多く覚醒作用が強い。

コーヒーが苦手な人で眠気覚ましの一杯を探している方にはぜひとも芽茶を試してみてください。

茎茶

お茶の茎部分を集めて製造するお茶

花のような香り、濃く豊かな風味or清廉な風味と表現され同じ煎茶の副産物の芽茶とは異なった味わいを楽しめます。

葉に比べ茎には「甘味・うま味・香り」成分が豊富で、特にうま味と甘味成分のテアニンが葉の約2倍あり、香り成分であるピラジン類が葉の約1.5倍もあります。

本当においしい緑茶は茎茶なのかもしれませんね!

粉茶

芽茶・茎茶と同じくお茶の製造段階ででた茶葉の切れ端から作られるお茶

粉茶という名前ですが、粉を溶かして飲むお茶(粉末茶)ではなくきちんと抽出しないといけないです。粉状であるので茶葉の成分が溶け出しやすく、熱いお湯で短い抽出時間で淹れることができます。味も強いことから寿司屋で後味を消し口の中をさっぱりさせる目的で「アガリ」として出されています。

碾茶

抹茶の原料であり、製造工程で揉む工程が除かれて作られるお茶です。

玉露のように収穫前の一定期間日光が当たらないようにしていることで、覆い香を感じることができる。他の緑茶と比べ炙られたような香ばしいうま味が特徴です。

テアニンやグルタミン酸を多く含み、リラックス効果や集中力を高める効果が期待できます。

まとめ

さて、ここまで約10種類の緑茶についてまとめてみましたが気になるお茶はありましたか?

私自身緑茶に興味を持って調べ始めた時は種類の多さに驚きました。

葉だけではなく、茎や芽まで材料にしていることは驚きに加え、日本人の食べ物を大切にする精神を感じ感動しました。

ここでは紹介しきれなかったマイナーなお茶が日本には数多くあります。

次回はそんなマイナーなお茶を紹介しようと思いますので、ぜひ目を通してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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