足柄茶、名前は有名だけどよく知らない??味と香りの足柄茶について解説します!

お茶~煎茶~

日本中で生産されている日本茶で有名なお茶の一つである「足柄茶」、みなさんはどのくらい知っていますか?
「神奈川県のお茶ってことぐらいしか・・・」
「いくつも賞を受賞しているお茶だったような・・・」
「贈答用のカタログで見たことがある・・・」
などではないでしょうか?

名前は良く知っているけど、どんなお茶かよくわからない足柄茶についてご紹介します。

足柄茶の特徴

足柄茶は神奈川県西部の箱根・丹沢山麓一帯で栽培されている茶葉で製造したお茶になります。
横浜・湘南・鎌倉で有名な神奈川県ですが、じつはお茶の産地としても有名な県です。

足柄茶は山の麓で栽培しており、平地で栽培している他の茶葉と比べ、日照時間が短く柔らかい茶葉になる特徴があります。この日照時間の短さは茶葉の成長に時間がかかる要因になりますが、反対にお茶の味をよくする要因にもなります。茶葉の成長が遅いということは茶葉が土壌の養分を時間をかけてゆっくりと、そしてじっくりと吸収することができます。この十分に吸収された養分がお茶に甘みと渋みの良いバランスを生み出すのです。

では続いては足柄茶の歴史を見ていきましょう!
足柄茶の歴史はお茶の歴史から比べると浅い分類に入るお茶になります。
1923年(大正時代)に発生した関東大震災の復興策としてお茶の栽培が始まったのが起源となっています。
東京を含めて関東圏に多くの被害をもたらした地震から復興するため、山間部に住む方々が苦難を乗り越え足柄茶を有名ブランドへと押し上げていきました。

そんな足柄茶ですが、名前の由来はご存じでしょうか?
一般的に栽培されている地域の名前(市町村名)が付くことが多いですが、足柄茶は山の名前からつけられているのです!箱根一帯にそびえたつ最高峰の山「足柄山」から名づけられています。

では足柄茶の味や香りはどういったものでしょうか?

足柄茶の味・香りの特徴

足柄茶を一言であらわすと「味・香りのバランス力が高いお茶」ということです。
他のお茶に比べ、足柄茶は茶葉の成長に時間がかかるため土壌養分をたくさん含んでいます。
この養分はお茶の中に「アミノ酸」を多く作り出し、甘みと旨みのもとになります。
お茶を一杯口に含んだ時に「おっ!!」となる美味しさはこの養分がしっかり蓄えられているからです。

また日照時間や山からの霧によって苦み成分である「タンニン」が少なく苦みがほとんどないお茶になります。またお茶を淹れた時の水色は薄い黄金色をしており、見た目の美しさも大きな特徴のひとつです。

足柄茶はこんな方におすすめです

味と香りのバランス力が強いという特徴を持つ足柄茶は、ビジネスマン・OLの方におススメです!
特に重要なプロジェクトを控えている方におススメします。
自分のキャリアを大きく左右するプロジェクトを抱えていると自然と人はストレスがかかります。
精神的なストレスはため込むと体のなかに活性酸素を発生させ、細胞や免疫へダメージを与えてきます。そんな時足柄茶を飲むと、すっきりとした新緑の香りで頭をすっきりさせてくれます。また一口飲むと甘みと旨みによって「ほっと」落ち着く一杯となります。

足柄茶のおすすめ商品

私がおすすめする足柄茶をご紹介します。

足柄茶ブレンド_山吹(神奈川県農協茶業センター)

山吹はご紹介した足柄茶の特徴をしっかり持ち、また味の奥深さも感じることのできる商品となっています。水色は透明感のある美しい黄金色をしており、香りと甘味もしっかり感じることができます。

ビジネスマンやOLの方の仕事前の一杯としてぜひ飲んでみてください!

さいごに

足柄茶はその品質の高さと飲みやすさから非常に有名なお茶です。
ご紹介したように甘み・旨み・香りが非常にバランスが良く、日本茶を飲み始める方にもおすすめの一品となっています。また私自身は、ビジネスマンやOLの方にもぜひ飲んでほしいお茶になっていますので、一度手に取ってみてください!

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