あなたは熊本県の日本茶を飲んだことがありますか?
熊本県は全国的には珍しく県内各地で日本茶が生産されています。
県内7つの地方で日本茶が作られ、それぞれで味や香りが異なります。
今回は7つの味が楽しめる熊本茶について徹底解説します!
熊本茶とは・・・?
実は熊本県は日本茶の栽培面積が日本で4番目に大きい県なのです。
その栽培面積は1,016haにもなり、東京ディズニーランドが20個入る広さもあります。
日本茶栽培の歴史も大変古く、1191年に熊本県の相良村で生産がスタートした記述があるようです。
1600年ほどから日本茶生産数を伸ばし、熊本藩主への献上品として重宝されていました。
その後1930年頃に機械式製茶が普及したことで、九州最大の緑茶生産県として繁栄し、今の地位を確立しました。
熊本県の南北7つの地方で栽培環境が異なり、味や香りに特徴が分かれています。
山間部で生産されているお茶や、平野部で生産されているお茶など様々あり、お茶選びが楽しくなります!
熊本茶の特徴
熊本茶は7つの地方によって特徴が異なります。
そこで、それぞれの地域ごとに特徴をまとめましたので、ご覧ください。
阿蘇地方
阿蘇の麓の一の宮地区や、外輪山の小国地区で茶生産が行われ、伏流水に恵まれお茶の栽培に適しており、爽やかな香りとほどよい渋みが特徴。
阿蘇の水は肌荒れが治ると言われるほど豊富な栄養を含んでいます。
水がうまい=お茶もうまいといわれるので、ぜひご賞味あれ!
菊池地方
白川流域の平坦な早場地帯から、菊池川上流の中山間地にかけて生産され、平坦部では深蒸しの玉緑茶、煎茶が生産されています。山間部では形状が良い煎茶の生産が盛んで、標高が高い為、病害虫が少なく農薬の使用を抑えて栽培できます。
減農薬栽培を実施しているので、健康に気を付けている方におススメです!
上益城地方
益城町、御船町の平坦部から、御船町と山都町の山間部で茶生産が行われており、平坦部では蒸し製玉緑茶が中心に良質な茶葉が生産されています。山都町では、釜炒り茶の生産が盛んでしたが蒸し製玉緑茶も多く生産されるようになりました。また、環境を重視した無農薬茶や、有機茶も生産されています。
宇城地方
美里町を中心に県内では良質な玉緑茶の産地です。高木台地一帯に茶畑が広がっており、茶園品評会でも上位に入賞しています。山間部の払川地区は払川の周辺に茶畑が点在し、香気が特徴です。
香りと言えば宇城のお茶だと私は思いますので、ぜひ試してみてください!
八代地方
県下有数の茶産地で、江戸時代から茶栽培がはじまり、山深い急斜面の茶畑で霧も多く発生し、蒸し製玉緑茶を中心に香り高いお茶が生産されています。
熊本県でも歴史ある茶畑で生産されるお茶をぜひ飲んでみてください!
球磨地方
県内最大の茶産地です。川辺川上流の四浦地区は県内でも有数の早場産地です。高原台地では大規模な集団茶園が形成され、乗用摘採機で茶摘みが行われています。後継者も多く、各種品評会で上位入賞を続け、優良茶の生産も盛んです。
芦北地方
県内でもっとも早く茶生産が行われ、温暖な気候を活かした早出し茶産地の銘柄を目指しています。また、石飛地区は400m以上の山間部で減農薬の茶生産にも取り組んでいます。
おすすめ商品
やぶきた / 上益城茶 / お茶の富澤
熊本茶のおすすめの茶として、㈱お茶の富澤さんの「やぶきた」がおすすめです。
バランスの良いお茶で、熊本茶の飲み始めとしてピッタリの商品となっています。
苦みの中に光る甘さが後を引き、もう1杯もう1杯と続けて飲みたくなるお茶です。
購入しやすい価格帯なのも嬉しいですね!
さいごに
全国4位の栽培面積を持つ熊本茶はいかがでしたでしょうか?
7つの地域それぞれで特色の違うお茶を栽培している県はあまりないのではないでしょうか。
おすすめした商品から初めてみて、ぜひ7つの地方すべてのお茶を飲み比べてみてください!
当サイトでは他にも日本全国の日本茶をご紹介しています。
今まで飲んだことのないお茶を探している方や、日本茶を始めたが全国のお茶をあまり知らない方にぴったりのサイトとなっています。他の日本茶についてもぜひこちらからご覧ください。
参考URL:JA熊本経済連
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