日本茶には様々な種類がありますよね、産地の違い・品種の違い・蒸し時間の違いなど多くの種類が存在します。今回はその中でも玉緑茶と呼ばれるお茶についてご紹介します。
「玉緑茶って何・・・?」
「初めて聞いたお茶だな~」
と思われたそこのあなた! ぜひ最後まで読んでください!
玉緑茶は日本茶の中でもすごく珍しいお茶ですので、あなたの日本茶の視野を広げること間違いなしです。
玉緑茶の正体とは・・・?
さっそく玉緑茶の正体を紹介します!
今回ご紹介する玉緑茶の正体は佐賀県と長崎県で生産されている「嬉野茶」です。
嬉野茶は主に佐賀県の西南部の嬉野市一帯で栽培されていて、その歴史は室町時代にまでさかのぼります。
室町時代にはよく中国から職人が日本へやってきて色々な技術を伝承していました。
そんな中国からの職人の方が、自家用にとお茶を栽培し始めたのが嬉野茶のはじまりと言われています。
この嬉野茶は他の日本茶とは大きく異なる点が2つあります。
それは以下の2つです!
①釜炒り製法
釜炒り製法とは、日本茶製造工程のなかの「炒り工程」で350℃~400℃に熱した高温の釜で一気に炒り上げる製法を指します。この釜炒り製法により、他の日本茶には無い釜香と呼ばれる甘く爽やかな香りを楽しむことができます。
甘さと爽やかさの相対するその香りはまるで、「重厚なJAZZと軽やかなPOPの融合」のような楽しげでありながらも、しっかりと記憶に残るものになっています。
②精揉工程がない
日本茶製造の最後にある形を細くまっすぐに整える工程を精揉工程といい、この工程がないことが特徴です。精揉工程がないということは、回転するドラムに茶葉を入れて茶葉を乾燥するため、完成後の茶葉が丸くまとまった形になっています。この丸まった茶葉であることが玉緑茶にあたります。
この丸みのある形のおかげで、急須の中で茶葉がゆっくり開きながらうま味を抽出するため、1杯目と2杯目以降で味や香りが変化を楽しむことができます。
味の変化を楽しむことができる数少ない日本茶となっています!
おすすめの玉緑茶はこれだ!
玉緑茶である嬉野茶のおすすめの一品はこちら
川原茶業さんのHPで販売されているお茶で、嬉野茶特有の釜香をしっかり持ち、うま味の変化を楽しむことのできるお茶です。産地直送の商品ということもあり品質も間違いなしということもうれしいです。大切な人への贈り物用や、暮らしの中のちょっとしたひと時にぜひ飲んでいただきたいお茶となっています。
さいごに
玉緑茶のなかで今回は嬉野茶を紹介しました。
味の変化を楽しめる日本茶は日本茶を飲み始める方にもすごくおすすめの一品となっています。
日本茶を楽しむと日々の生活の質が格段に向上します。
ぜひ日本茶の沼へあなたも突き進んでみてはいかがでしょうか?
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