日本茶には産地の違い・品種の違い・蒸し時間の違いなど、実にさまざまな種類があります。今回はその中でも「玉緑茶」と呼ばれる、日本茶の中でも珍しいお茶をご紹介します。「玉緑茶って何?」「初めて聞いたお茶だな」という方も、ぜひ最後まで読んでみてください。あなたの日本茶の視野がぐっと広がるはずです。
玉緑茶の正体とは?
さっそく玉緑茶の正体を紹介します。今回ご紹介する玉緑茶の正体は、佐賀県で生産されている「嬉野茶」です。
嬉野茶は主に佐賀県の西南部・嬉野市一帯で栽培されており、その歴史は室町時代にまでさかのぼります。

室町時代には中国から職人が日本へやってきて、さまざまな技術を伝承していました。そんな中国からの職人が自家用にとお茶を栽培し始めたのが、嬉野茶のはじまりと言われています。
玉緑茶(嬉野茶)の特徴
この嬉野茶は、他の日本茶と大きく異なる点が2つあります。
①釜炒り製法
釜炒り製法とは、日本茶の製造工程のうち「炒り工程」で350〜400℃に熱した高温の釜で一気に炒り上げる製法です。この釜炒り製法により、他の日本茶にはない「釜香(かまか)」と呼ばれる甘く爽やかな香りを楽しむことができます。
②精揉工程がない
日本茶製造の最後に、形を細くまっすぐに整える工程を「精揉工程」といいますが、玉緑茶にはこの工程がありません。精揉工程がない代わりに、回転するドラムに茶葉を入れて乾燥させるため、完成した茶葉が丸くまとまった形になります。この丸みのある茶葉の形が「玉緑茶」の名前の由来です。
丸みのある形のおかげで、急須の中で茶葉がゆっくりと開きながらうま味を抽出するため、1杯目と2杯目以降で味や香りの変化を楽しむことができます。味の変化を楽しめる日本茶は数少なく、玉緑茶ならではの魅力といえます。
全国茶品評会で受賞歴のある産地
嬉野茶の産地・佐賀県嬉野市は、全国茶品評会において「蒸し製玉緑茶」部門・「釜炒り茶」部門の両部門で産地賞1位を受賞しています。産地賞とは、茶種ごとに成績優秀な市町村に贈られる褒賞で、嬉野市が玉緑茶・釜炒り茶それぞれの分野で高い評価を受けていることの証です。
美味しい淹れ方のコツ
嬉野茶(玉緑茶)を淹れるときは、急須にやや多めの茶葉を入れ、70〜80℃のお湯を注ぐのがおすすめです。嬉野茶は少し濃いめに淹れるのが適度とされているので、いつも飲んでいるお茶との味わいの違いをぜひ感じてみてください。
おすすめの玉緑茶はこれだ!

玉緑茶である嬉野茶のおすすめの一品はこちらです。大正3年創業、佐賀県嬉野市の老舗・川原茶業の「一番釜」は、川原茶業の煎茶がはじめての方にまずおすすめしたい銘柄。大切な人への贈り物や、暮らしの中のちょっとしたひと時にぜひ飲んでいただきたいお茶です:嬉野茶「一番釜」(100g)(1,296円・税込)
楽天市場では、同じ川原茶業がふるさと納税返礼品として、一番摘み茶葉のみを使用した「一番茶かぶせ玉緑茶」を出品しています。うまみが強く渋みが少ないまろやかな味わいで、ふるさと納税を活用したい方はこちらもご検討ください:【ふるさと納税】川原茶業の嬉野茶(一番茶かぶせ玉緑茶100g×5本入)(13,000円・寄付)
よくある質問
Q. 玉緑茶とはどんなお茶ですか?
精揉工程を行わず、丸みのある形に仕上げられた日本茶です。佐賀県・長崎県の嬉野茶が代表的な産地として知られています。
Q. 玉緑茶の味の特徴は何ですか?
釜炒り製法による甘く爽やかな「釜香」と、丸みのある茶葉の形状によって1杯目・2杯目で味や香りが変化するのが特徴です。
Q. 玉緑茶はどこで買えますか?
産地の川原茶業の公式ショッピングサイトから購入できます。また、佐賀県のふるさと納税返礼品としても入手できます。
さいごに
玉緑茶のなかから、今回は嬉野茶をご紹介しました。味の変化を楽しめる日本茶は、これから日本茶を飲み始める方にもおすすめの一品です。日本茶を楽しむことで、日々の生活の質がぐっと向上します。ぜひあなたも日本茶の奥深い世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。
また当サイトでは、日本各地の日本茶を紹介しています。他の日本茶が気になる方はぜひこちらの一覧もご覧ください。




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