日本茶の最大産地のひとつである静岡県で、食後の一杯にぴったりのお茶があります。
深く濃い味が口の中をぐっと引き締め、優雅な食事の時間から気持ちをリセットさせてくれます。
そんな魅力あふれるお茶の名は「天竜茶」といい、きっとあなたの人生に彩をプラスしてくれるでしょう!
天竜茶とは?
歴史と風土
天竜茶は浜松市天竜区の特産品で、明治時代から飲まれるようになり高級茶として知られています。
日本有数のお茶処である静岡県のなかでも天竜区は、土地の9割が森林で「天竜美林」と名付けられるほど、美しい緑が広がっています。この美しい緑豊かな森林と、雄大な山々から生まれる天竜川の清流が高級茶の味を決めている大きなポイントになっているのでしょう!
時期と味
通常の新茶の収穫時期は4月下旬~5月下旬ですが、天竜茶は違います。
涼しい山々に囲まれ栽培されていることで、新茶の収穫時期は少し遅めで5月上旬~下旬にかけて行われています。他のお茶より2週間ほど遅く摘み取られているのです。
また天竜茶は現在の煎茶の主流である「深蒸し茶」ではなく「浅蒸し茶」で作られています。
同じ静岡県のお茶でも浜松茶は深蒸し茶で作られていることを考えると少し変わったお茶ですね!
これは茶葉に特徴があり、日照時間の短さと朝晩の気温差によって柔らかく深蒸し茶より浅蒸し茶に適しているからです。
浅蒸し茶らしく水色は薄いですが、味は見た目とは違いしっかりとした深い味わいと鋭いキレが特徴的です。
天竜茶のおすすめポイント
薄く綺麗な水色で深い味わいとキレのある天竜茶は特にランチ後の1杯としておすすめします!
どこのお店のランチセットでも食後の1杯というと珈琲を注文していませんか?
また自宅での食後にも珈琲を飲んでいる人も多いかもしれません。
もちろん好きで珈琲を注文している人もいるかもしれませんが、基本的にそのチョイスはなんとなくではないですか?またなんとなく珈琲以外の選択肢をあなたは除いていませんか?
これは非常にもったいないです!
ぜひ一度緑茶を、特に天竜茶を食後の1杯として飲んでみてください。
鋭くキレのある味は食事で摂取した余韻をすっと一層してくれ、午後からの仕事に向けてぐっと気分を引き締めてくれます。
これは私の感想ではありますが、珈琲には印象的に落ち着きと休憩のイメージが強く仕事に向けてのスイッチが入りにくいと常々思っていました。そこで気分を変えるため食後に緑茶を飲むと、キリリとしたお茶の味わいが口の中と頭の中をリフレッシュしてくれ、午後の仕事のスタートのキレが抜群に良くなりました。
普通の緑茶でもすっきり感があるのですから、今回ご紹介している天竜茶は食後の1杯としてもはやこれしかない1杯となっています。
食後のたった1杯の飲み物ですが、ぜひ珈琲から「天竜茶」へ変えてみてはどうでしょか?
さいごに
天竜茶の茶葉自体艶のある美しい緑色をしています。
キレのある味、午後の仕事の生産性アップのおまけ付きは非常に魅力あるお茶です。
入手も困難ではなく、100gあたり1,000円~2,000円で購入できます。
他にも「仕事に疲れたあなたにおすすめする高級煎茶」や「ビジネス書を集中して読みたい時のお供にぴったりの高級煎茶」について記事を書いていますので、ぜひそちらもご覧さい。
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